• 新着情報
  • あづみ野バザール若松屋とは
  • 穂高神社店
  • カフェ
  • 雑貨・ハンドメイド
  • イベント
  • アクセス
  • ECショップ
  •          

時代に先駆け過ぎたか、、、歴史から忘れ去られている「松沢求策」

こんばんわ。ブロ担タチバナです。
記事目次はここをクリック
いきなりですが、みなさまにご質問。(*^^)v
「松沢求策」という人物をご存じでしたでしょうか。
時代に先駆け過ぎたか、、、歴史から忘れ去られている「松沢求策」
名前を聞いたことは・・・?
自由民権・・・。

ご存じではなかったですか?
ええっ!!!しらないの~?なんて いわないですよ。
知らなくて当然とはいいませんが、
実際のところほとんど知られていない・・・・。

なぜでしょう。
それはですね・・・・・「なかった」から。かもしれません。

そうです。なかったのです。
大抵はあるはずの何かを成し遂げた人のことに関する資料が、ほとんどなかったのです。

「求策」さんの研究一筋55年、 第一人者であられる
中島博昭先生が、なぜそんなにも「求策」研究にまっしぐらになってこられたか。
【資料がない。】
これが研究を続けてこられた原動力だったようです。

先生と求策さんの出会いは、さかのぼること約55年。
日米安保闘争のころです。安倍総理の祖父、岸信介総理の時。

京大教官たちが、日米安保反対の国会請願署名運動を起こしました。
そのしばらく後に、東大教官たちが安保反対声明発表。

「国会請願署名運動」のこの「請願」。

安倍総理が当時小さな子供でわけもわからず、
家の中を「アンポはんたーい」と言って走り回って、岸総理は笑ってみていたが
祖母や母に叱られたというエピソードをテレビ番組で聞いたことがあります。

その頃は、きっと「ニチベイ アンポ」という言葉がそこらじゅうで言われたのでしょう。

「請願権」って、簡単にいうと、
国または地方公共団体の機関に対して苦情や要請を申し出る権利です。

江戸時代などはなにか言いたくても、その方法・手段は認められておらず、
禁じられていた直訴だったり一揆だったり、要するに命を懸けて行われていたものです。

1686年(貞享3)10月、安曇野で重い年貢に抗議するために
多田加助らが起こした「貞享(加助)騒動」もその一つ。
加助は磔の刑で最後 命を落としました。

(ちなみに、直訴と請願は厳密にいうと別物で、本来は区別しておくものとブロ担は思っています。また勉強しなおしたい点ですが・・)

明治維新後といえども、封建体制一色の世情の中、自分の損得をかえりみず、
全国的な国会開設運動の先頭に立ち、国民の当たり前の権利として
「請願権」を憲法で保障するために動いた人物、松沢求策。
時代に先駆け過ぎたか、、、歴史から忘れ去られている「松沢求策」

80年も前にこの安曇野で請願運動をしていた松沢求策という男を知った中島先生。
高校の教員で社会科を教えていた先生は、調べていかれました。
ところが、唯一出てきたのが、大正時代の民権運動をしていた人が書いたものだけ。

今では中島先生が集めた資料、掘り起こしてきた事実などをまとめた本などで
彼の生涯をしることは出来ます。求策が書いた日誌も出てきたそうです。

どうして 彼は、人々の記憶から消えていったのでしょう。
なぜっていう理由はあるんでしょうか・・・
またの機会を見て、中島先生に伺ってみたいです。

本当のとこは、わかりませんが、一つは四民平等といわれていても、「平民」だったからも。
求策の家業、若松屋は醤油屋でしたので商人ですが、明治政府が後付でしたと今では言われている
江戸時代の身分制度の士農工商でみるなら、商人は平民扱いです。
刀を帯刀していた武士の出だったら、名前が残っていたのでしょうか。

先ほどの写真「国会開設を上願するの書」のところを拡大します。
求策さんが一人、訴えたのではないんですよね。
安曇野の2万1千535人もの署名をもって、総代としてです。
この署名数こそ、前の記事、マルチ人間ぶりと繋がっているところ。
そして、名前の部分。「東穂髙村平民」となっています。
時代に先駆け過ぎたか、、、歴史から忘れ去られている「松沢求策」

時代の流れに先駆け過ぎたため?

例えば、「請願権」を認めざるを得なくなった政府などはその事実から目を背けたい。
忘れてしまいたい。なかったことにしたい。その原因をそのまま消し去ってしまいたい。
そういう歴史的事実はあったことを認めたくなかった。

そんな所があったりしたんじゃないかなあと、これはブロ担の勝手な想像ですが。

ちょっと苦手だった明治維新から昭和にかけての時代、まさか薄ぼんやりどころか、
消えかかっている記憶を確かめ確かめ、こんなブログを書くとは思いもしませんでした。(苦笑)

今日のこの部分は松沢求策さんのことを触れるには絶対避けられない部分だと
思ったので思い切って「請願権」のことを書きました。

次回の記事はちょっと変わって 
「ゆく所、娘卒倒、後家立ち往生」とまでいわせた求策さんの色男ぶりを
中島先生が書かれた戯曲でもって紹介します。(*^。^*)

どうか一人でも多く、松沢求策さんのことを、せめて安曇野、もっとよくばって、
そうですねー、坂本竜馬さん並に知ってもらえるといいなと最近感じています。
というわけで、彼の顔は、もういいよと言われても出し続けます。
時代に先駆け過ぎたか、、、歴史から忘れ去られている「松沢求策」

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 安曇野情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 雑貨ブログへ
にほんブログ村







同じカテゴリー(新着情報【若松屋本店/穂高神社店】)の記事画像
かんてんぱぱ安曇野店2階イベント4/25~4/29  開催です。新しい出店者、セール情報、スマホ写真講座などなど。
20日(木)~31日まで 『開店月感謝イベント』春を待つ店主は、無事 春を迎えられるでしょうか。
出店者ご紹介 米粉ノンオイルシフォンケーキ 安曇野産米粉&安曇野卵を使った無添加ノンオイルケーキ 「そらいろキッチン」
安曇野まちなかカレッジ まちゼミ講座 落語と花豆講座 開催は 穂高神社参集殿イベント会場 23日。
出店者ご紹介 スタジオ・ミューゲさん。 ブリザーブドフラワーアレンジ、アロマストーン、レジン作品など。
23日「カラダに優しいアイス」ギルトフリー (牛乳・たまご・白砂糖など不使用)ダシーズのカップアイスクリーム
同じカテゴリー(新着情報【若松屋本店/穂高神社店】)の記事
 かんてんぱぱ安曇野店2階イベント4/25~4/29  開催です。新しい出店者、セール情報、スマホ写真講座などなど。 (2025-04-16 13:10)
 20日(木)~31日まで 『開店月感謝イベント』春を待つ店主は、無事 春を迎えられるでしょうか。 (2025-03-16 22:59)
 出店者ご紹介 米粉ノンオイルシフォンケーキ 安曇野産米粉&安曇野卵を使った無添加ノンオイルケーキ 「そらいろキッチン」 (2025-02-21 16:29)
 安曇野まちなかカレッジ まちゼミ講座 落語と花豆講座 開催は 穂高神社参集殿イベント会場 23日。 (2025-02-21 16:03)
 出店者ご紹介 スタジオ・ミューゲさん。 ブリザーブドフラワーアレンジ、アロマストーン、レジン作品など。 (2025-02-19 19:00)
 23日「カラダに優しいアイス」ギルトフリー (牛乳・たまご・白砂糖など不使用)ダシーズのカップアイスクリーム (2025-02-19 17:55)
オーナーへメッセージ
アクセスカウンタ
過去記事
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 25人
QRコード
QRCODE
プロフィール
 「あっ!」ここが噂のバザールblog ~あづみ野バザール若松屋~
 「あっ!」ここが噂のバザールblog ~あづみ野バザール若松屋~
ブログ担当者(ブロ担)が日々更新しています。リニューアルしながらですが、お付き合いください。商品入荷情報や、作家作品最新情報、イベント情報をお知らせします。またお客様と店主の寺井との思わずププッと笑ってしまうようなそんな日常もお届けできればと思います。フェイスブック・ツイッター、インスタしています。
Facebookページ【あづみ野バザール若松屋】